なぜ『墓所点検』で『骨室(カロート)』の確認が必要なのでしょうか

墓所の外観保全は永く維持するために重要ですがお骨を安置することがお墓の本来の目的です。最近では地球温暖化の影響により過去に例を見ない大雨が頻繁に発生する事や高温による環境変化に対応するためにお骨への配慮からお墓に地上型の骨室として骨棚と換気孔を設けることが多くなっています。
弊社のこれまでの経験では旧来のお墓において雨水による骨壺の転倒や水没、また骨室内が高温多湿になる事で骨壺内に結露が発生して水が溜り満水状態になる例が半数を超える墓所でみられています。意図しないお骨の水没は安置への配慮としてもカビの発生原因とも重なり憂慮すべきことは間違いありません。このことから本来の”お骨”を大事にする観点からご納骨以外の場合でも『骨室』点検をお勧めしています

状態の回復はご先祖様への配慮だけでなく、今後供養のカタチが変わっていく場合の選択肢としても重要です。