メニュー 閉じる

リフォーム?墓じまい?どうする???

こちらもよくご相談を受る内容です。

「お子さんがいないので継ぐ人がいない」
この場合はあまり悩む事なく墓じまいをするしかありません、ただ時期について人生100年時代の今は悩ましい感もあります。
顔も存じない遠いご先祖様ならいざ知らず大切な方の供養としてお骨を無縁に還すよりお墓はそのままに定期的にお参りするほうが精神的にも体力的にも健康でいられることが多いからです。
タイミングとしてはお彼岸墓参が難しくなった時にお考えになられることをお勧めします。ただ70歳でも100歳まで残り30年、お墓のリフォームサイクル的にはリフォームの選択肢も有りですし、うむ。やはり悩むますね。

次に「お子さんはいるけど家を継がれなかったり独身独り身のケース」
こちらは毎年増えているパターンですが、この場合で墓じまいの検討が正解なのは現在のお墓が自宅から遠いケースです。継がないから、お子さんだけだからと言ってもお子さんがおられないケースでもそうでしたが例えばご自身が80歳でもお子さんは50代くらい、そうなるとあと50年ですのでとてもリフォームが必要なお墓が耐えられる期間ではありません。
もちろんの事、納骨堂やお手元供養に切り替える事もありなのですが、納骨堂も永代供養とはありますが期間が無いわけでもありませんし、多くが機械式納骨堂で維持費は別料金です。お手元供養もどのような形をとるのかご家族でよく話し合う必要が出てくることになります。

最後に「お子さんに檀家づきあいは難しいし今からの世代は宗教観念や死に対しての考えが変わってきてるから」
といのうもよく聞くパターンです。確かに旧来の檀家さんとお寺さんとの関係を継続するのは易しいことではないかもしれませんが最近は若いご住職さんも増えて檀家さんとの新しい関係も模索されていますので一度ご相談するのもよいかもしれません。また、宗教観念はいつの時代も繰り返されたことです。
お墓のあり方もDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代で手元供養と合わせて大きく変わるかもしれませんし….

結論!はないのですが。
お子さんが50代迄であれば継ぐ継がないに関わらずとてもお参りに行けないような遠い所にお住まいでなければリフォーム。ご自身が60代ならお子さんがおられなくてもやはりリフォーム。ご自身が70代でお子さんがおられないや場合お子さんが60代の場合はお墓じまいを検討というところでしょうか。

先ほどのDXの事でもお話しましたが、そもそも30年後にはバイオやナノテクノロジーの技術進歩で不死の時代が来るとも言われていますので果たしてどうなることやらではありますが。

いづれにしろ悩んだら先ずは一度誰かに声を出してご相談するところから始まるのではと思いますので、それが私どもでしたら幸いです。