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お墓?納骨堂?樹木葬?海洋葬?お手元? どうしよう???

実はお墓を持ってない。そんな方は増えています。実家にはお墓はあるけれどまさか故郷のお墓に自分の家族を入れる訳にもいかないし、かと言って死んだ後の事にお金をかけるのもなんかもったいない。近くの公園や川にでも捨ててくれればなんて言われる方も少なくありません。
でも、それ違法です(笑) そこで当初は納骨堂が注目されましたがそれも避けて自然に還りたいと樹木葬や海洋葬も注目されたりと…いやいや選択肢は増えるのは良いのですがなかなか決まりません。

そこでメリット・デメリットを考えてみます。

<樹木葬>
最近になって注目されるていたご供養方法ですね。「自然に還る」という感じが一番あります、自然の木々に囲まれて安らかに土へと還ってゆく、草花や鳥の声に包まれる優しい感じがイメージです。お骨(粉骨しなければいけませんが)を埋めると同時に木を植えて育った先には奇麗な花が咲くなんて理想的です。と、ここまではメリットしかないようなイメージですが、もちろん良いことばかりではありません。まずは他のご供養でも同じですが、お参りは易しくない、そもそも亡くなった後は結局残された方の為というのがとても大事です。自然に囲まれる為には木々に囲まれた中にお参りの方が行かねばなりません、それも樹木葬となれば遠方の山になりますね。参られる方の年齢によっては難しくもなります。更に多少の山の開拓も必要で今般の異常気象を考えると植林地が流されるなどの懸念もあります。個人的にはあまりお薦めできないでしょうか。そういう方には都市部の樹木葬もありますが、まあなんか駐車場のそばの街路樹みたいですからそれも…

<海洋葬>
一時期流行りました。法律上で近海では海洋散骨できないので外洋まで船で出てからになります。海が大好きだった方にはお勧めですね。こちらも粉骨が絶対条件です。お参りは海なら全て繋がっているから海辺にさえ行ければ良いので楽ちんです。なのですが、実は敬遠される方も増えているようです。最大の原因は繋がっているとはいえ海のどこへ参るのということで実感がわかないようです。誰にも思い出してもらいたくない方以外はお手元と合わせてご供養は必要でしょうか。

<納骨堂>
お墓以外では今でも一番の選択肢になります。お骨壺を見ながらお参り出来る搬送式や納骨されている場所全体に向けてお参りする方式。納骨墓が壁埋め込みだったり集合墓だったりと様々です。永代供養もセットなので数十年くらいは置いておいて頂けるようです。こちらはお参りにも行くので場所が絶対条件ですね。最寄り駅から近くてを選ぶのが良いと思います。デメリットは最大単位ご夫婦なのでお子さんがいる場合はまた別にお墓問題を個別に考える必要があります。

<お手元>
信仰に厚くない場合の選択肢としては恐らく本流になりそうです。荼毘のあとは一部のお骨だけ残して処分してもらい、残りをお骨のままか粉骨して手元に置く。素敵な小さなお骨入れ容器もたくさん販売されているのでお好きなのを選んでリビングの片隅に骨入れと遺影写真、ちょっとしたお飾りなどで個人を毎日思い残しながらというのが日常になるかもしれません。デジタルデータで思い出は残してゆけるので今後はDX(デジタルトランスフォーメーション)もあってAI(人工知能)と3Dホログラムの故人と会話もできたりとかも想定されますね。周回忌もwebお経かな。

<お墓>
これからも普遍的にご先祖のご供養とともに残ってゆくと思います。他のご供養はやはり個人単位でのご供養お参りという感が強いのでご家族や親戚など継いでゆくとなると季節の折々にお参りされて故人を皆さんで思い出す機会は重要なんじゃないかと。これからはお墓とお手元を組み合わせたDX(デジタルトランスフォーメーション)もすぐではないでしょうか。

どうしようかと悩んだらまずは私たちにお声を掛けてください。ご供養のDXも順次構想中です。
理想のカタチを一緒に考えませんか?