「墓じまい」石屋にとっては怖いフレーズですね。
だって墓じまいということはメンテナンスや改装のお話も無くなるわけで死活問題です。
とは言え時代の流れは残酷なもので「代々のお墓を見てゆく後継者が居ない」「宗教観や人と人との交流の煩わしさから子供たちでは檀家付き合いが難しい」「そもそもの最近の世代の死生観の違いからお墓そのものへの必然性が失われて」など…. まあそんな感じで現在のお墓の施主さんからは「自分の代でなんとかケリをつけておきたいんです」というのが多くなり最近はお話の1/3がそんな感じというのが現実です。
勿論石屋としてはお墓を建てて頂くのが嬉しくはありますが、石屋の本来の仕事はご先祖の【お骨】をいかに供養していただくかというお仕事なので時代の変化に合わせてご希望される供養の形のご提案を出来るかが問われるわけです。
今では改葬手続き書類のサポートや寺院との離檀についてのご説明、お墓の撤去、納骨堂・無縁洞のご紹介、いま墓所にあるお骨の骨出しから洗浄・ご粉骨、手元供養のカタチのご提案 等々のトータルサポートをさせて頂くようになっていて、そこに大事なのはやはり【お骨】への想いを大事に出来ているかを指針にして日々精進という感じです。
これからは「墓じまい」「洗浄粉骨」「お手元供養」などの気になるキーワードを元に法律や必要な情報、最新の動向、未来へのカタチなどを不定期に綴ってゆきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。